セールス・勧誘との、玄関口攻防戦
平日の昼下がりに「ピンポーン」。各種セールス・勧誘は、こちらの都合も考えず、いつも突然やってきます^^;このやっかいでうっとうしい訪問者、みなさんはどう対応していますか?
私の祖父の場合は、「セールス・勧誘一切お断り」のプレートを出しておいて、それでも来たら「あれ(お断りのプレート)が読めんのか、日本語も分からんやつに用はないからさっさと帰れ」と言って追い返していましたが、これはあくまで断りを入れるのが祖父=男性だったからこそ、できた手段だと思っています。
女性が同じように言ったとしても、よほどの人でないかぎり凄みも何もありませんから、相手は怖がりません。
それどころか場合によっては逆切れして罵声を浴びせてきたりする可能性がありますので、女性が威圧的な態度をとろうとするのは、安全上の理由からもあまりおすすめはできません。腕っぷしに自信があるなら話は別ですが(笑)。
まず、モニターつきインターホンがあって相手が確認できる環境なら、しっかりと「どういう用件か、相手は誰か」を確認するまではけっしてドアを開けないことをおすすめします。
モニターがなく、ドアを開けなければ相手を確認できない場合でも、なるべくドア越しにとりあえず用件を聞いて、どうしてもあける場合は、ドアチェーンなどをかけた状態で開けた方がいいでしょう。
ハッキリいって「アポも取らずにいきなりやってくるセールス・勧誘」は、まずほとんどすべてがろくなもんじゃない、というのが個人的な意見です。なるべく相手にするのを避けること、会話を成立させないこと、が基本ではないでしょうか。
「話を聞くだけなら」とうかつに会話してしまうと、相手に個人情報やセールス面での攻撃材料を与えてしまったりするからです。
最初からセールスだ勧誘だ案内だ、と、目的をハッキリ言ってくれる相手ならまだいいのですが、最近はタチの悪いのが増えていますね。セールス・勧誘だとはいっさい言わず、他の名目でまず住人を何とか外に出そうとあれこれ言ってきます。
我が家の場合は、「近所の工事のごあいさつ」と称して、オール電化をやれと迫ってくるセールスがよく来ます。さすがに二度三度くると手口も分かるので、今では「工事のごあいさつに…」と言われたらすぐインターホンごしに「最終的にはオール電化の案内、というお話ならお断りしています」と先回りして答えています^^;
私の場合、ほとんどはインターホンごしの段階で「すみませんが、勧誘・サービス案内のたぐいは一切お断りしておりますので、お引き取り下さい」とだけ答え、帰ってもらいますが、ちょっと特殊だった例も紹介します。
かなり前になりますが、いわゆる霊感商法の場合。
相手「失礼ですが、通りがかりにお宅によくない霊の存在を感じましたので心配になりまして…」
私「あ、そうですか。(おもむろに階段手前あたりの適当なところを指差して)でしたら、あそこにいるのがどういう霊か、一発で当てていただけます?特徴も詳しくお願いします」
自称「不動産会社と提携している」、換気扇フィルター売りの場合。
私「○○社の換気扇のことですか?(自宅にあるのとは違うメーカーをあげて、カマをかけています)」
相手「そうですそうです、その換気扇にはフィルターが必要で…」
私「でしたらうちには関係ありません、うちのは○○社製ではありませんから」
この相手はそれでもしつこかったので、「それだけの規模で事業展開なさっているのなら、当然HPなどもありますよね。不動産会社にも連絡して、いろいろ調べてこちらで判断したいと思いますので、名刺をいただけます?」と要求したら逃げました。
自称「福祉団体」の、ハンカチ売り。ハンカチ2枚セットで約2000円、収益は寄付となりますのでご協力を、と来た2人組。
寄付の依頼というのはやっかいで、目的が目的ですから断りづらい面もありますが、セールス同様、家にいきなり押しかけてくるようなところには、悪徳な団体も少なくありません。ですからこうした手合いに関しても、私はかならず、団体名が記載された名刺を要求しています。「こちらで調べさせていただいて、もし趣旨に賛同できれば、その時は振込みで寄付させていただきます。この場での寄付行為はすべてお断りしておりますのでお引き取り下さい」と。
これらの業者にかかわらず、あやしく、そしてしつこい相手には名刺を要求する、というのは結構有効だと思いますよ。
もし名刺を渡してこなければ「申しわけありませんが、どこからの案内なのかをきちんと確認できないようでは、お話を聞くことはできませんので、お引き取り下さい」と断ればいいですし、もらった場合は「では、もし必要があればこちらから連絡させていただきますので、お引き取り下さい」と帰ってもらいます。
電話対応と同じく、あくまで感情的にならず、お役所的なイメージで(笑)、淡々とした態度でいくのが無難です。
それでもさらにおかしな言動をとってくるようなら、警察に連絡すると伝えましょう。ここまできたら、防犯ブザーなどを鳴らすのも手です。
あと、セールスなどが帰ったあとは、玄関周りに異変がないか、あとでよく見ておいて下さい。たまに、線や数字・記号などの落書きのようなものやシールを発見することがあります。私も賃貸時代に二度発見しました。
これは、セールスマンにだけ分かる暗号のようなものです。内容についてはさまざまですが、その家についての何らかの情報であることには間違いありません。発見しだい、消しておきましょう。
綜合警備保障のALSOK(アルソック)の写真画像付き紹介レポート