インターネット専用クレジットカードを作成

インターネットショッピングなどに欠かせない存在といえるのがクレジットカード。銀行振り込みや代金引換では手数料などがかかるため、クレジットカードを利用しているという人は非常に多いと思います。

でも、ここでも気をつけたいのが、公共料金の引き落としなどに使っている、「日常生活のメインクレジットカード」と、「インターネットで使うクレジットカード」を同じにしない、ということです。

クレジットカードは利用金額などにおうじてポイントが貯まるので、一枚のカードですべての取引をしたほうが効率的、と思っている人も多いです。

確かにポイントだけを見ればそのとおりなのですが、取引金額から考えれば微々たるポイントのために、リスクを背負ってもいいものでしょうか?私としては、「インターネット取引専用クレジットカード」の作成を強くおすすめします。

よく、海外旅行でのクレジットカード利用で「買ってもいないのにクレジットカードの請求が来た」「値段の10倍ほどの請求が来た」などといったトラブルを見聞きしますよね。あれとまったく同じことが、インターネット上でも起こりえるわけです。

私の周りでも、数年前にちょうどいいサンプル(?)となる件があったので、ちょっとご紹介しますね。
当時金融機関でローン担当をしていた私に、学生時代からのなじみの友人(男性)が電話で泣きついてきました。

どうも、インターネットで有料アダルトサイト系のものに登録してしまい、その請求に困っているようです。話を聞くと、よくある悪徳商法のように数万円以上などの高額請求ではないものの、本来一回かぎりの支払いであったはずが、毎月請求されている…ということでした。つまり毎月じわじわとむしり取られているわけですね。

しかもよく聞いてみると相手は海外らしく、どう連絡をとったらいいのかも分からない、という状況のようです。

ここでまず、クレジットカード会社に該当の件の支払い拒否を申し出るよう伝えました。この対応については、クレジットカード会社によってかなりまちまちですが、基本的に、いったん請求が確定しているものにたいして「クレジットカードからの引き落としそのもの」を止めることはきわめて困難なはずです。

今回の件では、いったんクレジットカードから引き落とされるものの、同額を友人の引き落とし口座に返す、といった話に落ち着き、まずその月の請求についてはクリアしました。

しかし、今後の請求自体がストップする保証はどこにもありませんから、その後はクレジットカードそのものを解約するか、あるいはクレジットカードの番号を変更するか、どちらかの手続きをするようにとアドバイスしました。実行したかどうかは知りませんが…^^;

もしこのカードが、いろんな引き落としに使っているクレジットカードだった場合、解約や番号変更にもひと苦労です。他の引き落とし手続きもすべて変えないといけないわけですから。そんなことにならないために、インターネット取引専用のクレジットカード作成を強くおすすめしている、というわけです。

そしてもちろん、請求の内訳については不正なものがないか、かならず毎回きちんとチェックしましょう。

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