暗証番号管理は厳重に!

キャッシュカードやクレジットカードの暗証番号については、最近でこそ、金融機関側やクレジットカード会社側からも、生年月日や電話番号などでの登録にストップをかける動きが出てきましたが、古くから口座を利用している場合などでは、いまだにこういった暗証番号を平気で利用している人も少なくありません。

もし、あなたがこれらの番号を暗証番号としているのなら、すぐにATMなどで暗証番号変更手続きをおこなって下さい。あなたの財産を守るための基本です。

この暗証番号=類推されやすい番号、というのは、いざ盗まれたときに即被害が出てしまう可能性が非常に高いこと、そして被害にあった場合も、満足のいく補償がもらえないこともあるのです。

現在、「預金者保護法」という法律によって、盗難・偽造カード被害については補償されることになっていますが、被害者に重大な過失があった場合は、全額補償されません。

たとえばこんなケースです。
◆カードの暗証番号を生年月日にしており、サイフごと盗まれ、その中には生年月日がバッチリ書かれた◆運転免許証が入っていた。
◆忘れるといけないので暗証番号を、カードに書いていた。

他にも、2親等以内の家族・親類が暗証番号を知っていて、その人が引き出した場合、それを金融機関などがきちんと証明できれば、補償はされません。もっともよくあるのが、夫婦間の口座で不正引き出しというパターンですね。

また、生年月日など類推しやすい番号以外でも、メモに書いて一緒に保管しておく、ましてやカードに書いておく、などというのはお話になりません。また、たとえば宝くじのナンバーズなどと番号をあわせるのも危険です。

あと、以前読んだ推理小説では、こんな手口もありました。

犯人は、「海外に行きたいがスーツケースがない」と言って、「ダイヤル式のスーツケース」を会社の同僚から借りる。

それからしばらくして、スーツケースを貸した同僚が、自分の口座からお金がなくなっている事に気づく。
犯人は、スーツケースのダイヤル錠番号=カードの暗証番号である可能性が高い、ということから、その番号を使って、昼休みなどのわずかな時間に会社の引き出しに入れてあったサイフからカードを盗み、お金を下ろすとすぐカードを戻す、という手口を使っていた。

…ちなみに現実でもこの手口は使えます^^;ギクッとした人はさっそく変更しましょう。

何が大切かというと、暗証番号は類推されやすいものは避け、そして他のもので同じ番号はけっして使わないことです。覚えにくいという人は、語呂合わせなどで考えてみるといいでしょう。

さすがに「5963(ごくろうさん)」「0843(おはようさん)」あたりの語呂合わせは、ありきたりすぎますけどね^^;あと、自分にかかわる数字ではなく、応援している歌手やスポーツ選手にまつわる数字なんていうのは、どうでしょう?

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