メールアドレスは複数持とう
インターネットのセキュリティ対策でもっとも大事なことは、「安易に情報をバラまかない」ということでしょう。善意悪意にかかわらず、インターネット上ではさまざまなサイトが、あなたの個人情報を手ぐすねひいて待っています。
情報を守る第一歩は、メールアドレスの管理です。インターネットプロバイダからもらったメールアドレスを、そのままいろんなサイトの登録時に使っていませんか?健全な懸賞サイトやポイントサイトだと思って登録しても、そこからメールアドレスがバラまかれることは少なくありません。
メールアドレスだけならバラまかれてもたいしたことはない、と思うのは大きな間違いだと思います。手当たり次第に会員登録や、掲示板などでメールアドレスを公開していると、そのメールアドレス宛には、スパムメール・ウイルスつきメール・有名サイトに似せた悪徳サイト・いわゆるフィッシングサイトに誘導するようなメール…実にやっかいなものがいろいろ届きます。
いったんターゲットとされてしまったメールアドレスに来る迷惑メールは止めようがありません。迷惑メールの中にある「配信停止はこちらへ」なんてところにアクセスやメール返信をしたって、「これは生きているメールアドレスだ」と相手に知らせるようなものです。
もちろん、中にはちゃんと配信を止めてくれるところもあるかもしれませんが、そもそも迷惑メールを一方的によこしてくるようなところですから、まともに配信停止してくれる可能性の方が低いのは当たり前です。
こんなことをプロバイダのメールアドレスでやられてしまっては大変です。また、家族がプロバイダのアドレスを使用しているため、自分のメインアドレスはフリーメールだという人も少なくないでしょうが、そういう人もメインのフリーメールアドレスを不用意にあちこちの登録や書き込みに使うのはやめましょう。
メインとは別にフリーメールアドレスを取得して、登録などはできるかぎりそのアドレスでやるのが一番だと思います。
つまり、「いつ切り捨ててもいい捨てアドレスを作る」というわけです。
私も、インターネットショッピングなどの金銭取引や、各種登録にかかわるアドレスは別に作っていますが、これまで約10年のインターネット経験の中で、業者のミスでメールアドレスをバラまかれたことが3回、ポイントサイトなどの登録で意図的にバラまかれたものなら数知れずあります。
インターネット用アドレスは何度か変えていますが、今でもそっちのメールはスパムや何やらで毎日大変な受信量になっていますよ(苦笑)。必要なときだけしかチェックしないので、たいして苦にもなりませんが、これをメインアドレスでやられていたら、と思うとゾッとします。
たったひとつのメールアドレスを、インターネット取引のすべてに使用するというのは、かなり怖いことなのですよ。そして、登録サイトについても、「お得だから」と思って手当たり次第に登録するのはやめた方がいいです^^;
私も今では登録サイトをそれなりに絞っているつもりですが、それでも迷惑メールはたくさん来ますからね。まして、掲示板などに不必要にアドレスを残すのはやめましょう。
綜合警備保障のALSOK(アルソック)の写真画像付き紹介レポート